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ローカル線ボーイ フラワー長井線絵本物語

山形鉄道フラワー長井線の「方言ガイド」として知られる運転士・朝倉達夫さん(29)らが乗客を増やすための取り組みなどをつづった著書「ローカル線ボーイ フラワー長井線絵本物語」(同鉄道発行、500円)が、4月上旬から同線の駅などで販売され、好評だ。置賜弁でガイドを始めた理由などが明かされており、朝倉さんは、こうしたチャレンジを通じて「小さな一歩を踏み出す大切さを知ってほしい」と呼びかけている。
昨年11月、朝倉さんの良き相談相手である旅行会社所長、野村浩志さん(40)の勧めで、執筆が決まった。朝倉さんの原稿を、野村さんが加筆、構成してA5判、38ページの本が完成した。
「おしょうしなっし(ありがとうございます)」「しょうしい(はずかしい)」など置賜弁をふんだんに取り入れた温かな文体で、周囲から「あそごは赤字だから、そのうちつぶれっぞ」と言われていた長井線の運転士になり、サービス精神の大切さに目覚める過程などをつづっている。「絵本物語」というタイトル通り、佐竹美穂さんによるイラストも多数掲載した。
幼稚園児らの絵を列車内に飾る「お絵かき列車」や昆虫ブームの際の「カブトムシ格闘列車」、昨夏の「七夕イベント列車」など、人気を集めた企画の裏話も紹介され、ビジネスなどのヒントを得ることもできそうだ。
すっかりおなじみになった方言ガイドを始めた当時の心境について、朝倉さんは本の中で「不安で仕方なかったが、始めてみると、大うけでした。これっていけるんでねーのが。もっとどんどんやってみっぞ」などと振り返っている。
同線の荒砥、長井、赤湯の3駅や団体列車の車内でで販売しているほか、同鉄道のホームページからも購入できる。朝倉さんがガイドを務めた団体客の購入も多く、本へのサインを求められることもあるという。
朝倉さんは「長井線沿線では、5月はナノハナ、6月はアヤメやサクランボが楽しめる。多くの人に乗車してもらい、ぜひ本も楽しんでもらいたい」と話している。


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